□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月5月11日第347号 ■ ============================================================= 国民民主党と立憲民主党の対立の深刻さと救い難さ ============================================================= 国民民主党の共同代表である大塚耕平議員が立憲民主党に移った議員たちに「ずっと野党でいる気なら、どうぞあちらに行ってください」と揶揄したという記事を見て、私はこの一言で、国民民主党と立憲民主党の対立はますます深刻になるだろうと思った。 なぜなら、この言葉こそ、立憲民主党との一本化に努め、それが拒否され続けて成功しなかった大塚議員の本音であり、恨み節だったからだ。 そしてこの言葉こそ、立憲民主党のジレンマを最もよく言い当てた言葉だったからだ。 ところが、きょうの記事を見て私は驚いた。 そして、国民民主党も立憲民主党も、救い難いと思った。 大塚議員は枝野立憲民主党代表に、自らの発言はメディアの誤報だと謝罪したというのだ。 これに対して枝野立憲民主党代表は、自分も過去に発言が曲解して報じられたことがあり、気にしていないと応じたという。 どちらも本音を隠してウソをついている。 すべてメディアの誤報にして、お互いにごまかそうとした。 そんな偽りの和解をしているようでは、国民民主党も立憲民主党も本当の和解は出来ない。 対立は鬱屈したまま、さりとて一つに団結できず、どちらも勢いを失っていくだろう。 野党の抱える問題は深刻である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)