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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

産経の検証で幕引きされた米兵美談報道疑惑の後味の悪さ
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月2月8日第112号 ■   ==============================================================     産経の検証で幕引きされた米兵美談報道疑惑の後味の悪さ  =============================================================  2月2日のメルマガ第104号で書いた米兵美談疑惑報道については、その後国会で追及された形跡はない。  そう思っていたら、きょう2月8日の毎日新聞が、青島顕、川上珠美記者の署名入りで、大きく取り上げた。  毎日新聞の取材に、米軍や警察は「救助行為」を確認していないと答えたと。  政治的立場を異にする沖縄2紙に対するバッシング報道だとしたら問題だと。  やはり、この問題はどちらが正しいのか、しかるべき形で白黒つけなければいけない。  少なくとも、テレビなどがこの疑惑報道をめぐる産経と沖縄2紙の対立を大きく報じて、国民の広く知るところにならないといけない。  そう思ったとたん、私は見つけた。  きょう2月8日の産経新聞が、自らの紙面で、検証した結果を詳しく報道した記事を掲載した。  その記事の内容は、ひとことで言えば、検証してみたら、米海兵隊軍曹が日本人男性を救助した事実は確認されなかった、というものだ。  事実上、誤報を認めたということだ。  これによって、本件は終わりにされるだろう。  しかし、この報道疑惑が名護市長選の最中に、もっと大きな問題として取り上げられていたとしたらどうだろう。  名護市長選が稲嶺市長の敗北で終わった今、産経新聞があっさり訂正記事を出し、この問題は、なかったものになる。  きょうの毎日新聞の記事も、もはや誰も関心を払おうとしなくなる。  何とも後味の悪い、産経新聞の沖縄米兵美談報道のマッチポンプぶりである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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