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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

日本をダメにした幕末・維新のクズ(最終回) 
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月1月14日第46号 ■   ==============================================================     日本をダメにした幕末・維新のクズ(最終回)   ==============================================================  年末から、断片的に紹介して来た「日本をダメにした幕末・維新のワースト15」シリーズも、前回の岩倉具視で終わった。  あらさがしばかりに終始したきらいもなくはないが、それでも、権力者はすべからく批判の対象であるべきだという基本姿勢に貫かれた見知らぬ筆者を私は評価したいと思って紹介させていただいた。  しかし、私が一番紹介したかったのは、これから書く、その「番外編」である。  このシリーズを書いた筆者は、その冒頭で今年1月から始まるNHKの大河ドラマをこう評している。  視聴率を上げるためには、史実にない架空エピソードの挿入やご都合主義的な捏造も辞さない近年の大河ドラマ。おそらく今回も西郷隆盛を、旧態依然の江戸幕府をぶっ潰して、近代日本の礎を築いたさぞや立派なヒーローとして描くに決まっていると。  西郷の薩摩藩とともに維新を牽引した長州藩にルーツがあることを自慢したがる安倍総理や、政党名に「維新」をつけた橋下徹が象徴的だが、大河ドラマや司馬遼太郎の小説に安易に影響を受け、幕末に活躍した人物を「日本の近代を作った偉人」とチヤホヤし、ありがたがる風潮が気持ち悪いほど蔓延してると。  しかし、彼らの言動を詳しく検証すると、彼らの多くは、時流にうまく乗っかかって一山当てようとしただけのDQNばかりなのが実態であり、まともな見識や国家観を持っていた者はいなかった、それどころか、その後の日本に取り返しのつかない悪影響を残してしまった、太平洋戦争でぼろ負けして対米従属になったのも、いまの日本が停滞して中国やインドに押されているのも、幕末や明治初期に彼らが調子こいてメチャクチャやったからだと。  そして、その番外編でこう書いている。  今回のシリーズを紹介するにあたって、その転載を快諾してくれた「実話BUNKAタブー」誌の編集者とこのシリーズを書いた見知らぬ執筆者の反骨魂に敬意を表して、以下の通り番外編を紹介して、日本をダメにした幕末・維新のワースト15シリーズを終えることとしたい。  尊敬する現代人もバカ  業者との癒着による汚職、暗殺の横行、戦争狂いに女狂い、クレーマー、武器商人、外国自慢・・・と、偉そうに見えた歴史上の人物たちも、その多くは、目を見張るところなんか一つもないクズばっかり。人生の貴重な時間を浪費して、彼らの偽りだらけのドラマを見るくらいならば、もっと有意義なことは世の中にいくらでもあるはず。暗殺を多用したことからもわかるように、維新志士などと偉そうにのたまっていた輩のほとんども、狂気のテロリスト集団に違いないので、間違っても尊敬する人物として名前をあげるのはやめましょう。バカにされるだけです。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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