□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月1月10日第32号 ■ ============================================================== 外務省の掌握力でも安倍首相に負けていない文在寅大統領 ============================================================== 今度の日韓合意の否定に至る韓国側の一連の動きを注意して見ると、康京和外相の発言を、ことごとく文在寅大統領が上書きする形で前倒しに進んだような気がする。 たとえば検証報告書の内容と外務省の判断は別だと康京和外務相は言っていたのに、報告書の内容を韓国政府は追認した。 たとえば、韓国政府の立場の表明は平昌五輪の後だと康京和外相は言っていたのに、五輪が始まる前に前倒しされた。 そう思っていたら、きょう1月10日の朝日が見事に教えてくれた。 その背景には、文在寅大統領の、外務省と外交官に対する強い不信感があったというのだ。 最近発表された韓国外務省の大使・幹部人事を見ると、保守政権時代に活躍した米国通の外交官らの多くが昇進できなかったというのだ。 まさしく文在寅大統領も官僚人事を掌握し、政治主導で自らの政策実現を進めているのだ。 外務省人事の掌握力でも文在寅大統領は安倍首相に負けていない。 文字通り、日韓合意をめぐるせめぎ合いは、安倍首相と文在寅大統領のガチンコ勝負というわけだ。 どちらの信念が正しく、本物かということだ。 答えは明らかである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)