Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

小野寺防衛相の切り返しに「座布団一枚!」
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017月11月25日第916号 ■   ==============================================================      小野寺防衛相の切り返しに「座布団一枚!」  ==============================================================  ロシアが、日本が導入することにした地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」に「深い懸念」を表明したらしい。  「アジア・太平洋地域の安全保障にネガティブな影響を与えている」と。  日米同盟強化に対する露骨なけん制だ。  「日米同盟がある限り北方領土を返さないぞ」、と脅かしたのと同じだ。  しかし、ロシアが本気で日本に対して、「日米同盟を止めろ」と要求しているわけではない。  そんなことを日本が出来ると思っているわけではない。  あくまでもパワーゲームとしてそう発言しているのだ。  そうである以上、日本も巧みに切り返さなければいけない。  河野外相はラブロフ外相にこう言ったらしい。  「日ロ間で脅威になるようなものではなく、安全保障の問題はない」と。  こんな言い訳じみた反論では駄目だ。  そう思っていたら、小野寺防衛相がロシアのショイグ国防相に次のように反論していたという(11月25日毎日新聞)  「北朝鮮の脅威がなくなれば、日本は装備を保有する必要はない」と。  「保有するのは北朝鮮の脅威があるからだ。脅威がなくなるように協力して欲しい」と。  これは見事な切り返しだ。  ロシアに対して、「制裁破りをして北朝鮮を助けるな」と逆襲したわけだ。  ショイグ国防相は返す言葉がなかったに違いない。  私でも、褒める時はある。  小野寺防衛相に「座布団一枚!」(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年3月19日に利用を開始した場合、2024年3月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年4月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ドコモケータイ払い、auかんたん決済をご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

銀行振込では、振込先(弊社口座)は次の銀行になります。

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する