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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

ひとり勝ちしたトランプの米国
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年11月10日第879号 ■   ==============================================================    ひとり勝ちしたトランプの米国  ==============================================================  今度のトランプ大統領のアジア歴訪をどう評価すればいいか。  もちろんトランプ大統領のアジア歴訪は終わったわけではない。  しかし、日韓中の訪問がすべてだ。  それを見ればわかる。  私はトランプ大統領のひとり勝ちであり、安倍首相のひとり負けだったと思う。  なにしろ、日韓中の首脳がトランプ歓迎を競ったのだ。  あたらめてトランプ大統領の、いや米国大統領の偉大さを見せつけた。  そしてトランプ大統領の歓迎競争では安倍首相が一番劣った。  そこには朝鮮戦争を共に戦う韓国の米国との血の同盟や、米国と世界を二分する中国の意気込みといった、国家を背負った歓迎がなかったからだ。  そして、隠れた勝者が北朝鮮だ。  少なくとも当面の危機は遠のいた。  制裁強化で一致したということは、直ちに戦争は起こらないということだ。  つまり北朝鮮を巡る緊張は長期にわたって続く。  時は北朝鮮に有利に働く。  そして、決して戦争は起こらないが、いつ戦争が起きるかわからない状況を続けておけば、一番得するのが米国の軍需産業だ。  真っ先に米国の装備を買わされるのは日本だ。  その意味でも日本は一番の敗者だ。  最後に私が指摘したいのは今度のトランプ大統領のアジア歴訪を報じる日本のメディアだ。  米中首脳会談の結果を見た日本のメディアは大合唱している。  読売や産経ならいざ知らず、毎日も朝日も東京も、確実な制裁を実施せよ、非核化へ責任を果たせと、書いている。  米国の核に守れて核廃絶を拒否した日本のメディアがどうしてそんな偉そうなことを言えるのか。  なにもかも日本は対米従属だ。  日本のひとり負けである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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