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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

新党憲法9条を支援していただいた皆様へ(あたらな決意表明)
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年11月4日第863号 ■   ==============================================================   新党憲法9条を支援していただいた皆様へ(あたらな決意表明)  ==============================================================  新党憲法9条を実現するという私の目標は、そもそもが2019年7月のの参院選で、全国比例区で10人の候補者を立てて一人当選させることでした。  この当初の方針は、さきの衆院選で敗れても、いささかも揺るがないことをお伝えしたいと思ってこれを書いています。  それは、これまで寄付をいただいた皆様と、先の衆院選で私に6655票を与えてくれた東京21区の有権者に対する、私の責務であると思うからです。  そう思っていたところ、二つの記事が私をさらに奮い立たせてくれました。  ひとつは、きのう11月3日の日経新聞の、安倍首相が2019年7月の参院選に合わせて自衛隊明記の憲法9条改憲の国民投票を同時に行うつもりである、という記事です。  田原総一朗は、かつて日本外国特派員協会の講演で、安倍首相は、安保法制の成立によって集団的自衛権行使容認の解釈改憲をしたから米国は文句を言わなくなった、だから改憲の必要はなくなった、と、語った事を公表したといわれています。  田原総一朗の言う事だから真偽のほどはわかりませんが、私が安倍首相だったらそう考えます。  そもそも米国は憲法9条を解釈改憲して自衛隊をつくらせたほど一方的な国であり、憲法9条など変えなくても日米安保条約によって何でも日本に要求できる国です。  安倍首相にとって政治的リスクを冒してまで憲法9条改憲にこだわる必要はどこにもないのです。  ましてや今度の衆院選で賭けに勝ち、長期政権を視野に入れた安倍首相です。  私だったら文字通り謙虚に徹し、野党に付け込む余地を与えないように、いたずらに野党を刺激するような真似はしないでしょう。  ところが、そこが愚かな安倍首相です。  私は、この日経新聞の記事のように、安倍首相は2019年の参院選と国民投票が同時に行うつもりではないか、と思うようになりました。  安倍首相にとっては改憲の内容はどうでもいいのです。  とにかく、憲法9条改憲を自分の手でしてみたいのです。  だから、皆が賛成してくれそうな自衛隊明記の憲法9条改憲だけなら反発がないと考えてもおかしくありません。  それが無意味で、矛盾した者であってもいいから、自分の手で憲法9条を変えてみたい。  そう考えているに違いないとこの日経の記事を見て思うようになりました。  そしてもう一つの記事です。  つまり加計学園の獣医学部承認のあの驚くべき記事です。  私が安倍首相であれば、衆院選の賭けに勝って長期政権を手に入れたのだから、獣医学部については撤回してサプライズを見せつける。  そうすればもはや野党は攻める材料がなくなる。  ところが、愚かにもすべてを敵に回すような事を、安倍首相はしようとしているのです。  加計学園の強行突破と自衛隊明記の憲法9条改憲は、調子に乗った安倍首相の愚かさと傲慢さ加減を示すコインの裏表ではないのか。  そう私は思うのです。  そして、もし野党が加計学園の暴走を阻止できなければ、安倍改憲も阻止できないのではないか。  そう思うのです。  しかし、加計学園はともかく、憲法9条は何としてでも安倍首相に変えさせるわけにはいかない。  一字一句変えさせてはいけない。  そんなことをすれば憲法9条が出来た歴史的事実がすべてリセットされてしまう。  憲法9条が出来た歴史的事実をすべての国民が知るようにならないうちは憲法9条は一字一句変えてはいけないのです。  ならば私が2019年の参院選で新党憲法9条を実現することをいまから公言し、国民を覚醒させる努力を続け、参院選と同時に行われる国民投票で安倍首相の野望をくじいて見せる。  これしかないと覚悟を決めました。  安倍首相のあまりの思い上がりと、野党のあまりの無力さが、あらためて私を決意させてたのです。  もちろん、全国比例区で10人の候補者を立てて一人当選させる事は容易な事ではありません。  その為には、もはや寄付で賄う事が出来ないほど大きな資金が必要になってきます。  そして集票能力のある候補者を出来るだけ多く集めなければいけません。  それらが難しい事は、今度の衆院選に出馬する過程で、嫌というほど知りました。  しかし、今度こそ、強力なスポンサーと、もはや新党憲法9条しかないと言って私の考えに賛同し、立候補してくれる強力な人物を見つけます。  そして、私ひとりではなく、私の思いを共有してくれる者たちの組織づくりも始めます。  日本国民が憲法9条を本当に守りたいのなら、新党憲法9条に100万人の国民が集まらないはずがない、そう信じて、あと1年半の間、全力を尽くします。  私にそう覚悟させてくれたふたつの記事でした(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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