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誰にも相談できない恋愛とセックスの話

里中李生(作家)

里中李生

小説「衝撃の片想い」とドンフライ選手
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2017/10/11配信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 誰にも相談できない恋愛とセックスの話 小説『衝撃の片想い』とドンフライ選手 ウェブで読む:http://foomii.com/00094/2017101112000041704 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00094-42284.epub ─────────────────────────────────── ◆小説『衝撃の片想い』とドンフライ選手 http://satonaka.jp/ 私の新しいHPで『衝撃の片想い』いう恋愛小説を連載している。 恋愛エッセイの本が書けなくなった時代。 少しでも女性読者に楽しんでもらえたら嬉しい。 冒頭、主人公の男が交通事故に遭い、妻は離婚。恋人も娘も見舞いに来なかったというエピソードでスタートする。ヒロインの女優が「わたしだったら自殺してる」と怒り、彼を支えることを決意する序章である。しかし、そんな冷酷な話が実際にあるのだろうか。 昨日、格闘家のドンフライ選手が、ケガで手術をして一週間、ICUで昏睡状態だった記事を読んだ。女子は知らないと思うが、アントニオ猪木や小川直也らと戦った名選手だ。 奇跡的に生還した彼が目を開けると、傍に男性のトレーナーがいた。彼に、「嫁はどこだ」と聞いたら、「離婚した」と言われたそうだ。 「娘は?」 「一緒に逃げた」 ずっと看病していたのはトレーナーの男で、妻と娘は逃げてしまい、退院後家に行ったら誰もいなかったとか。 「現実にもあるんだな」 と私は肩を落とした。 ドンフライ氏の妻が、彼が格闘家になる前に結婚していたら、何度もケガをしても献身的に支えるのが当たり前。騎手の福永祐一が結婚する前に、奥さんにそう言ったそうだ。そして彼は現実に落馬事故を起こしている。三浦皇成もそう。生死に関わる落馬事故から復活たが、ずっと奥さんが看病していたらしい。 ドンフライ氏はどんな事情があったのだろうか。 結婚する前は別の仕事をしていて勝手に格闘家になって、家族に迷惑をかけたのだろうか。不倫をしていたのだろうか。 記事の内容でしか分からないが、意外とあっけらかんと話していたのが救いだ。 小説の佐々木友哉はPTSDになってしまうという設定である。 足が動かなくなった時に妻がやってきて離婚届を置いて帰り、すぐに別の男とセックス。不倫(?)していた恋人は見舞いに来ず、娘は妻が保護していたのかやはり来ない。 誰も見舞いに来ない一人の夜、足も動かない。失意のどん底で幻覚を見て、看護婦を困らせるそんなエピソードが続いている。 その恐怖のPTSDがあるのに、彼はヒロインの奥原ゆう子の愛で復活していてく。 そんな物語である。 大長編小説だが、執筆は二ヵ月ほどで終わったそうだ。だが、「奥原ゆう子」が最初は「奥原ゆうこ」だった。 友人から、「読みにくい」と指摘され、「ゆう子」に直したらしいが、無数に「ゆうこ」が出てくるからそれに半年かかったとか(笑) 私が校閲していたら、まだ「ゆうこ」のまま、直し忘れているのが三か所見つかった。 ペニンシュラ東京が出てくるらしい。それも、「事件が起こらないから実名を使った」と。ところがペニンシュラ東京の近くでテロが起こるシーンがあって、「名前を変えた。だけど、後半、思い出の話でペニンシュラ、ペニンシュラで出てきて参った」とか。 小説は名称が難しい。 「富士山」はきっといいのだろう「あそこにスカイツリーが見える」とか。 だが、そこで事件が起こるとNG。 ところが、外車ならOK。ポルシェに悪党が乗っていても文句はない。 もちろん、版元によって違うようで、「ドイツ車」と書くところもある。その点、「ウェブ小説は楽だ」と言っていた。 キーアイテムはブルガリの指輪だが、外国のブランドだからいいのではないか、と楽観していた。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ─────────────────────────────────── ■執筆者:里中李生 ■ウェブ:http://www.satonaka.jp/ ■配信確認・停止:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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