元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚
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日銀による「敗北宣言」

元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚

発行者:近藤駿介(元ファンドマネージャー/合同会社アナザーステージCEO) 価格:1,550円/月(税込)

 

2018/08/06 00:18 配信の記事

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               元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚

               2018/08/06号

              日銀による「敗北宣言」

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長引く緩和の副作用に配慮して、日銀が「2%の物価安定目標」の達成目途が立たないなかでも金融緩和の修正に動くという観測が強まるなかで注目された日銀の金融政策決定会合だったが、結局何も出て来なかった。大山鳴動して鼠一匹も出ず。

日銀が行った表向きの修正点は「フォワードガイダンスの導入」「長期金利の誘導もゼロ%程度としつつも、現状の倍程度(0.2%程度)の変動を許容する」という現状の政策を続けるかのような印象を与えようとするものだが、実質的には日銀による「敗北宣言」だった。

日銀が発表した新しい政策は「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」。政策が「強力な金融緩和のための枠組み強化」ではなく、「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」と、「継続」という二文字が加えられたところに全てが集約されている。つまり、新しい政策を打ち出すのではなく、「異次元の金融緩和」を今後も続けられるかのような印象を与えることが最大のミッションだった。

このミッションを達成するために、黒田総裁はいくつもの詭弁を弄することになった。

まずはフォワードガイダンスについて、これまで金利水準に関しては具体的なフォワードガイダンスをしてこなかったという詭弁を弄して「初めてフォワードガイダンスを導入した」と主張して見せた。

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…(記事全文3,472文字)

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プロフィール

近藤駿介

元ファンドマネージャー/合同会社アナザーステージCEO
近藤駿介

1957年東京生まれ。私立武蔵中学・高校から早稲田大学理工学部土木工学科卒業。

ゼネコンで都市トンネル技術者として5年、社長室で2年弱企画営業を経験したのち資産運用業界に転身。その後20年以上に渡り、野村アセットを始め資産運用会社、銀行で株式、債券、デリバティブ、ベンチャー投資、不動産関連投資等様々な運用を経験。

運用業務に携わる一方、野村総合研究所投資調査部への出向経験を活かし、評論家、ストラテジストとしても活動。「週刊ダイヤモンド」「東洋経済」など経済誌向け執筆活動の他、経済同友会、日本証券業協会を始め、上場会社の経営会議や社員研修等で様々な講演活動を行う。

ストラテジストとして日経金融新聞(当時)「人気エコノミスト ランキング」にランクインを果したほか、本業のファンドマネージャーとしても担当ファンドが東洋経済の年間運用成績第2位に選出される。さらに、運用責任者として日本初の上場投資信託(ETF)である「日経300上場投信」の設定・上場を成功させたほか、投資信託業界初のビジネスモデル特許出願を果たす。