元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚
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トランプラリー1年 ~「期待」から「現実」へ

元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚

発行者:近藤駿介(元ファンドマネージャー/合同会社アナザーステージCEO) 価格:1,550円/月(税込)

 

2017/11/12 18:00 配信の記事

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               元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚

               2017/11/13 号

         トランプラリー1年 ~「期待」から「現実」へ

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1年前の米国大統領選挙で下馬評を覆してトランプ氏が勝利して以降、市場は驚きと期待によるトランプラリーに包まれてきた。世界的に株価は上昇し、多くの国で主要株価指数は高値を更新してきた。

しかし、トランプラリーが始まってちょうど1年が経過した先週、市場に変化の兆しが見られ始めたようである。史上最高値を更新してきたNYダウは週末にかけて2日連続安となったほか、2.3%すれすれまで低下していた米国10年国債利回りも週末には2.4%台まで上昇し、上昇基調にあったWTI原油も週末には大きく下落し、金も週末に大きく売り込まれた。

日本でも日経平均株価が25年ぶりの高値を更新しバブル崩壊後の半値戻しを達成したが、9日に乱高下を繰り返した挙句、2日連続安で取引を終えた。そして海外先物市場で日経平均先物は東京の終値から200円ほど下落している。

こうした金融市場の動きに対して、上昇トレンドの中の調整局面と捉える見方が主流になっている。それは、好調な世界経済と企業業績というファンダメンタルズに変化が生じているわけではないからである。

確かに現時点で視野に入っている材料を理由に市場が崩壊する可能性は高くないと思われる(急落するなら現時点で想定されていない材料)。しかし、トランプラリーが始まってから1年が経ったことで、市場が「理想と期待」から「現実」に反応する段階に差し掛かってきた可能性が高いことには留意が必要だ。

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…(記事全文4,140文字)

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プロフィール

近藤駿介

元ファンドマネージャー/合同会社アナザーステージCEO
近藤駿介

1957年東京生まれ。私立武蔵中学・高校から早稲田大学理工学部土木工学科卒業。

ゼネコンで都市トンネル技術者として5年、社長室で2年弱企画営業を経験したのち資産運用業界に転身。その後20年以上に渡り、野村アセットを始め資産運用会社、銀行で株式、債券、デリバティブ、ベンチャー投資、不動産関連投資等様々な運用を経験。

運用業務に携わる一方、野村総合研究所投資調査部への出向経験を活かし、評論家、ストラテジストとしても活動。「週刊ダイヤモンド」「東洋経済」など経済誌向け執筆活動の他、経済同友会、日本証券業協会を始め、上場会社の経営会議や社員研修等で様々な講演活動を行う。

ストラテジストとして日経金融新聞(当時)「人気エコノミスト ランキング」にランクインを果したほか、本業のファンドマネージャーとしても担当ファンドが東洋経済の年間運用成績第2位に選出される。さらに、運用責任者として日本初の上場投資信託(ETF)である「日経300上場投信」の設定・上場を成功させたほか、投資信託業界初のビジネスモデル特許出願を果たす。