━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2018/01/01 日本を明るい国にするために元旦から始動 第1934号 ウェブで読む:http://foomii.com/00050/2018010120243043312 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00050-43874.epub ──────────────────────────────────── 2018年が幕を開けました。本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。今年一年がすべての人にとって明るい佳き一年になることを願います。。社会のすべての者にとって佳き一年になるためには、政府の役割が大きい。政治権力が「自分ファースト」の姿勢で政治を運営し、「ハゲタカ」の利益だけを尊重するなら、日本の主権者の生活は不安定なものになる。平和、人権、民主主義という日本国憲法の基本を改めて確認して、日本政治の刷新を実現してゆかねばならない。この、平和、人権、民主主義が揺らいでいる。この原理を定めている日本国憲法を改悪する企てが進行している。憲法の条文は絶対不可侵のものではなく、必要があれば改正することは必要だ。しかし、改正は必要でも改悪は必要でない。日本の主権者は憲法改悪を阻止するために力を尽くさなければならない。 2018年の五つ提示しておこう。いずれも2017年から引き継ぐ重要な課題だ。これらの問題を一つずつ、的確に解決してゆくことが必要である。五つの問題とは、1.憲法改定論議の内容を精査して、憲法改悪を主権者の総意で阻止すること、2.日本の言論空間に大きな影響を与えているNHKのあり方について抜本的な改革を実行すること、3.米国のトランプ政権が秋には中間選挙を迎えるが、トランプ政権のゆくえが世界の政治経済情勢に多大の影響を与える。その米国の動向を注視すること、4.隣国の韓国、中国との関係が揺らぎ続けているが、東アジアの平和と安定のために日本が中国・韓国と健全な友好関係を構築することができるのかどうか。安倍政治の外交能力が問われること、5.安倍首相が森友・加計・山口の重大疑惑に対して必要十分な説明責任を果たすこと。この五つの問題が重要である。… … …(記事全文6,123文字)
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植草一秀(政治経済学者)