━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/09/24 政府の棄民行動が沈黙の国民を目覚めさせた 第355号 ──────────────────────────────────── 民主党代表選で、 326,974人の民主党党員・サポーターのうち、 219,899人が棄権または無効投票を投じた。 野田佳彦氏に投票した人は、わずかに 70,265人だった。 全有権者の21.5%しか野田氏に投票しなかった。 2010年9月14日に実施された、党員・サポーターによる投票を含む前回 の代表選では、 342,493人の民主党員・サポーターのうち、 113,463人が棄権または無効投票とカウントされた。 菅直人氏が 137,998票 小沢一郎氏が 90,194票 獲得したと発表された。 この選挙には重大な疑惑がある。 投票はがきにプライバシーシールが使用されず、筑波学園局留めで郵送された。 この筑波で事前に投票用はがきが選挙区ごとに分類されて、それが東京のホテ ルに搬入された。 この段階で、大量の小沢一郎氏票が抜き取られたとの疑惑が存在している。 それでも不人気の菅直人氏は13.8万票を獲得した。 疑惑の真相は解明されていないが、恐らく、小沢一郎氏が菅直人氏をはるかに 上回る得票を得ていたのだと思われる。 国会議員票は菅直人氏206票に対して小沢一郎氏200票であったが、投票 直前に小沢氏票が大量に菅氏票に振り替えられたと見られている。 これを可能にしたのが、 1.党員・サポーター票で菅氏が圧勝しているとの情報の流布 2.同日開催されたとされる検察審査会が小沢一郎氏に対して二度目の起訴相 当議決を示すとの情報の流布 であったと考えられる。 この情報が流布されて、大量の小沢氏票が菅氏票に振り替えられたと見られて… … …(記事全文4,242文字)
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植草一秀(政治経済学者)