━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/09/21 日本の社会に蠢く巨大な闇の勢力の実相を見抜く 第352号 ──────────────────────────────────── ジャーナリストの高橋清隆氏が松下忠洋金融相の死亡についてディープな取材 記事を掲載された。 詳しくはこちらの記事をご参照賜りたい。 松下大臣の「自殺」、沈黙で深まる疑惑(上) http://www.janjanblog.com/archives/80925 松下大臣の「自殺」、沈黙で深まる疑惑(中) http://www.janjanblog.com/archives/80933 松下大臣の「自殺」、沈黙で深まる疑惑(下) http://www.janjanblog.com/archives/80940 高橋清隆氏は本年6月にも新著 『亀井静香-最後の闘いだ-』(K&Kプレス) http://goo.gl/MXg7n を出版された、気鋭のジャーナリストである。 亀井静香氏が金融相在任中も、記者会見に完全密着して取材活動を続けられて きた。郵政民営化に関わる深い闇、巨大謀略を徹底して追跡してこられている。 私が巻き込まれた冤罪事件についても、当初から真相を究明する真摯な姿勢を 示してこられた方である。 この高橋氏が松下金融相の「自殺」報道に疑念を示している。 大きな問題意識として、小泉政権が実現を目指してきた郵政民営化とは一体な にであったのか。日本を動かす海外の巨大な力は、郵政民営化を通じて、何を 狙っているのか、という視点を持つことが必要不可欠である。 そもそも郵政民営化とは何であったか。 拙著『日本の独立』(飛鳥新社)をご参照いただきたいが、小泉純一郎氏が郵 政民営化にこだわった背景が三つある。 第一は、小泉氏の優勢に対する個人的怨恨=ルサンチマンである。 小泉氏は1969年に総選挙に出馬して落選している。このとき郵政が小泉氏… … …(記事全文5,465文字)
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植草一秀(政治経済学者)