━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/09/15 「政治とカネ」問題解決には政治支出規制が不可欠 第346号 ──────────────────────────────────── マスメディアが民主、自民、大阪維新だけを報道し続けているために、日本の 主権者国民はいささか食傷気味だ。 最大の問題は、主権者国民の意思と無関係な政治の行動、メディアの報道が展 開されていることだ。 2009年秋に沸騰した日本政治に対する期待感、高揚感は消え去った。 その理由は、主権者である国民の意思が踏みにじられて、政治が暴走を続けて いることだ。 その最大の戦犯は野田佳彦氏である。 野田佳彦氏は主権者である国民の頭を泥のついた靴で踏みにじる行動を取り、 国民の信託を受けた正統性のある人々を民主党から追放し、なお、総理の座に 居座ろうとしている。 自民党は悪徳民主党と結託して、主権者無視の消費増税強行推進に加担し、こ の機に乗じて政権奪取まで狙っているが、2009年8月総選挙の結果得てい る衆議院議席数は119に過ぎない。 衆議院定数480の4分の1をも占めていない政党が大きな顔をすること自体 が間違っている。 私たち主権者国民は、日本の政治に理想を取り戻さねばならない。 党利党略ではなく、日本の政治を主権者国民のためのものにするにはどうすれ ばよいのか。 その理想の実現に向けて、積極的に行動してゆかなければならない。 戦後日本の政治の真相については孫崎亨氏が『戦後史の正体』(創元社)に克 明に記された。 http://goo.gl/aeRxS 私は日本が実質的な独立を回復していないことを『日本の独立』(飛鳥新社) に記述した。… … …(記事全文6,410文字)
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植草一秀(政治経済学者)