━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/09/09 日本政治刷新に必要不可欠なメディアリテラシー 第341号 ──────────────────────────────────── ニュースの話題が枯渇している。 自民党や民主党の代表が誰になっても、いまの政治が変わらないことははっき りしている。 国会を開店休業にしておいて、党首選びにうつつを抜かしている場合ではない だろう。 テレビの報道番組も竹島や尖閣の三文芝居が終了してしまうと、もう、伝える ことがなくなってしまう。 そうであれば、この国の未来を考える上で重要な四つの問題に焦点をあてて、 じっくりと掘り下げる報道を行うべきである。 四つの問題とは、 原発 消費税増税 TPP 米軍基地・オスプレイ だ。 原発に反対する国民が激増した。 原発再稼働にも反対である。 各種世論調査結果も、原発反対が国民の大多数意見であることを示している。 民主党が「2030年代に原発ゼロを目指す」との方針を示したが、全面的に 信用できない。 次の総選挙で原発が争点になり、国民の大多数が脱原発を求めているから、選 挙の票欲しさに口から出まかせを示しただけのものである。 「シロアリ退治なき消費増税を絶対にやらない」と言っておきながら、「シロ アリ退治なき消費増税」を強引に進めてきた政党である。… … …(記事全文2,858文字)
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植草一秀(政治経済学者)