━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/09/02 「国民の生活が第一」市民大集会基調講演全文 第334号 ──────────────────────────────────── 昨日9月1日、東京都荒川区にあるサンパール荒川で、 「「国民の生活が第一」を支援する市民大集会」 が開催された。会場には800人の市民が参集し、主権者である国民の積極的 な行動により、「国民の生活が第一」を主軸に次の総選挙を戦い、米官業利権 複合体政権である野田佳彦政権および民自公密室談合大政翼賛政治を必ず打倒 する決意が改めて確認された。 集会では、外務省OBの孫崎享氏がゲスト講演をされ、平野貞夫元参院議員が 総括講演をされた。私は基調講演をさせていただいた。 以下に、基調講演の内容を掲載させていただく。 冒頭あいさつ みなさまこんばんは。ただいまご紹介いただきました植草一秀でございます。 本日は9月1日の防災の日の大変お忙しいなか、このように多数の皆様のご臨 席を賜りまして誠にありがとうございます。また集会の企画、準備にご尽力く ださいました市民の会の皆様には心から感謝申し上げます。 諸先輩が多数お見えになられておられますなかで基調報告をさせていただくこ とは誠に僭越で有り、力不足でありますことは十分にわきまえております。た だ、日本の政治を本当の意味で、主権者である国民のためのもの、国民の生活 が第一と考えるものにするために、何をしたらよいのか、何をどのように変え るべきであるのか、という問題を、これまで、私なりに懸命に考えて参りまし た。そこで、本日は、その一端を皆さまにひとつの視点として提示申し上げ、 これからの大変重要な政治運動のきかっけとなる問題提起をせよとの主催者の お考えであると受け止めさせていただき、誠に僭越ではございますが、ひとつ の問題提起をさせていただきたく思います。 冒頭に際しまして、本日の市民集会、ならびに、新党「国民の生活が第一」の 未来と名誉のためにひとことお断りをさせていただきます。それは、私が正真 正銘の無実潔白であるということであります。いわれなき不名誉の濡れ衣を着 せられましたが、これがいわゆる”Character Assassination”、日本をこれま で支配し続けてきた権力者による「人物破壊工作」によるものであるというこ とでございます。 オランダの政治学者カレル・ヴァン・ウォルフレン教授は、著書『誰が小沢一 郎を殺すのか?』におきまして、日本政治に対する許されざる介入として「人… … …(記事全文6,270文字)
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植草一秀(政治経済学者)