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メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」

植草一秀(政治経済学者)

植草一秀

第237号 放送法改正しNHKの解体的改革を断行せよ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/05/25   放送法改正しNHKの解体的改革を断行せよ                 第237号 ──────────────────────────────────── 組織を支配する源泉は何か。 それは、カネとポスト=人員配置=人事権である。 企業のなかでは人事権を持つ部局と予算配分権をもと部局が実権を持つ。 霞が関で言えば、政府予算を決定する権限を持つ財務省主計局および財源に絶 対的影響力を持つ財務省主計局が一方の雄である。 そして、人員配置およびポストの格付けを決定する権限を持つ、人事院の給与 第二課の課長、総務省行政管理局総括担当管理官のポストがカギを握る。 この二つのポストを財務省が握っている。 こうして、財務省は霞が関官庁のなかでも、圧倒的な影響力を保持しているの である。 社会との関係では、人間の身体と尊厳をいかようにも操作し得る、警察・法務 =検察が、決定的な国家権力を握る。だからこそ、霞が関権力の両横綱が財務 省と法務省ということになるのだ。 「みなさまのNHK」の組織のあり方を規定しているのは「放送法」である。 この放送法を読むと、NHKが標榜(ひょうぼう)する「みなさまのNHK」 というものが大いなる間違いであることが明白になる。 放送受信者は、一度、必ず放送法を熟読するべきである。 NHKの最高意思決定機関は経営委員会である。 経営委員会の委員は12名である。 内閣総理大臣が国会の同意を得て任命する。 この12人の経営委員が互選で経営委員長を選出する。 NHKの実際の運営において責任を持つのは、NHK会長、副会長、および理 事から構成される理事会である。 理事は7人以上10人以内と定められている。
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