━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2015/08/26 第995回 ジェットコースター ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★世界の株式市場は大混乱の様相を見せている。昨日の東京市場 寄り付きは下落で始まったものの徐々に上昇し、プラス圏に入るが後場に入り急落ジェットコースター市場になってしまった。 これは日本だけの問題ではなく、世界中の市場が乱高下状態にあり、非常に不安定な状態にあると思われる。 そして、震源地である中国人民銀行は大規模な金融緩和と利下げを選択した。しかし、たとえ金融緩和をしても実体経済の改善には即効性がなく、状況改善にはプラスではあるが、即座に効果を示すものではない。 また、米国は中国の利下げを受けて早期の利上げに踏み切る可能性も高くなっている。震源地である中国の資金状況が改善されることで利上げの土壌が生まれるという見方である。なぜ米国が利上げを急ぐかといえば、すでにNYなど一部地域で不動産バブルとみられる現象が起きているためであり、過剰な流動性による危険な釣行が見え始めているからということである。… … …(記事全文1,817文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)