━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2011/12/01 第58回 FRBなど主要6銀行 協調利下げ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 欧州が適切な対応を取れない中、FRBなど主要6銀行はドルスワップの金利引き下げで 協調した。これにより、銀行間市場の麻痺は若干緩和されるという予測が生まれ、株価は 上昇に転じることになった。 これから年末にかけて、年越しの資金需要が強まることになる。今回の協調利下げはこの 資金需要に対して、大きな役割をはたすことになるだろう。但し、中央銀行のスワップは あくまでも臨時の処置であり、時間稼ぎにすぎない。 時間稼ぎをしている間に、抜本的かつ具体的な欧州の対応が望まれる。すでに欧州ではリ セッションの前兆が出始めており、バランスシート不況による縮小再生産が始まっている。… … …(記事全文5,327文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)