━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2011/11/03 第38回 Too Small Too Late ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 昨日の市場は、午前のアジアでは、ギリシャで救済案をめぐる国民投票が行われると報 じられたことで、ギリシャのデフォルトリスクが再燃する形で株価を押し下げた。折り込 み済みの要素もあり、欧米の株式は上値は重いものの上昇に転じる展開 ある意味、多くの機関投資家にとって、ギリシャの実質的デフォルトは折り込み済みで あり、問題となるのは証券化商品やデリバティブなどの影響となる。この部分が若干不透 明であるため、損失の発生後のプロセスに不透明感が漂っている。 但し、各国各銀行は、資本増強やリスクヘッジを進めており、この速度とギリシャのデフ ォルトのタイミング次第の部分もある。… … …(記事全文5,501文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)