━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邉哲也の今世界で何が起きているのか 2011/10/28 第34回 欧州危機合意のポイントと長期的影響 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 昨日の市況は、欧州経済危機対応の合意を受け、大きく上昇する形となった。合意内容は 想定内のものであったものの、合意できたということが形となった。 再送となるが、欧州経済危機への対応は以下のとおりである。 1.銀行はギリシャ国債の50%の『自主的に』債務減額に合意 銀行の50%債務減免に関して、自主的にという文言を入れたのは、クレジットイベ ント(デフォルト)扱いを避けるためだと思われます。 本来、債務減免はデフォルトです。しかし、債権者側が自主的に申し出た場合、デフォル トとはなりません。デフォルトとなった場合、ギリシャ関連のCDSの精算が行われ、CDSの… … …(記事全文7,119文字)
渡邉哲也の今世界で何が起きているのか
渡邉哲也(作家・経済評論家)