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金融市場Watch Weblog Plus
毎週のマーケットのポイント、経済指標やイベント、金融政策動向など、株式、為替、債券マーケットに必要な情報を提供します。
発行者:岩瀬 雄一郎(祇園) 価格:980円/月(税込)
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金融市場Watch Weblog Plus
2011/7/19 サンプル号
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先週のマーケットでは週末の雇用統計が注目されたが、非農業部門雇用者
数は18千人の増加に留まり、製造業などで一部前向きな指標が出されたも
のの、現状の米経済は減速している最中であることを改めて認識させられ
た。このことから米製造業でポジティブな指標が出されたことからマーケッ
トでは一時的にリスクオンの展開となっていたが、雇用統計で梯子を外さ
れた感がある。一方新興国経済に目を向けると、中国が4月以来今年3度目
となる利上げを行った。週末に物価指標が出されたが、CPIが前年同月比で
+6.4%となりインフレ圧力が高まってきていることからの措置といえる。
CPIについては食料価格が前年比で14.4%の伸びを示しており、豚肉などの
価格高騰の影響を受けている。今後食料価格については国際商品市場の影
響を受けやすく、特にトウモロコシなどの農産品市場の動向次第といえる。
原油などエネルギー価格が一服していても農産品の高止まりが継続すると
インフレについては長引く懸念もある。また、これまで割と低い上昇率で
しかなかった非食品価格も3%を超えてきている。このことからインフレ圧
力が食品などだけではなく、広範に渡ってきている。このことから今後エ
ネルギー価格の沈静化によってインフレが鈍化するものと見込まれている
が、高止まりするような状況であれば賃金上昇の要求が高まってくること
となり、デモなどが起きることで社会の安定に対するリスクとなることも
十分に想定しなければならないだろう。また、6月の中国の貿易黒字は223
億ドルに拡大し、市場予想を上回った。
輸出は1619.8億ドルと前月の1571.6億ドルから伸びが加速しており好調さ
が維持されているものの、輸入は5月の1441.1億ドルから 1397.1億ドルと
なっており、前月から3.1%の減少となっている。原油や鉄鉱石などが前月
から低下(原油については225億ドル程度減少)していることから、内需につ
いては減速が示唆されている。今週中国では4-6月のGDPや6月の鉱工業生産、
小売売上など一連の経済指標が発表されるが、内需がどの程度減速してい
るかに焦点が当たるものと思われる。指標如何では景気減速下の物価上昇
ということからスタグフレーション的な懸念も生じてきており、当局の舵
取り、すなわち次の一手にも注目が集まる。
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著者:岩瀬雄一郎(祗園)
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