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FX&CFDで勝つ! 田嶋智太郎の投資レポート

FX&CFDで勝つ! 田嶋智太郎の投資レポート

証券会社勤務を経て、その後20年近くずっと世界のマーケットを見つめてきました。
また、一人の個人投資家としても株式の現物・信用取引をはじめとして外国為替証拠金取引(FX)や日経225先物取引、金の現物・先物取引、CFDなどを広く手掛けております。
長らく経済ジャーナリストとして仕事をしてきたなかで築いたネットワークもあります。
その経験や人脈から得た幾つかの勝ちパターンを元に独自の投資戦略を練ります。

対象は、ときにドル/円であったりユーロ/ドルであったり、ときに日経225や金CFD、個別の株式銘柄であったりすることもあると思います。
その時々において最も「確度が高い」と思われる投資を実践する(=いま、何を、どのような方法で買う、あるいは売るべきかを考える)ことが最も重要であると考えるからです。

レバレッジ手法を活用するケースが多くなるため、投資期間は比較的短期になると思います。
過度に大げさな儲け話を展開するつもりはありません。「何億円も税金を払おう」という話ではありません。
週に3~5万円ほどの利益を上げ、それで親しい人々と共に美味しいお酒や食事を楽しもうといった感じでしょうか。自分自身も基本的にはそのように投資と向き合っています。

それで十分と思われる方、どうぞ週1回のご購読をお願いいたします。

発行者:田嶋智太郎(株式会社アルフィナンツ代表) 価格:2,160円/月(税込)

 
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FX&CFDで勝つ! 田嶋智太郎の投資レポート

2012年12月11日発行 サンプル号

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2012年12月11日
17:10 執筆
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■ 今週は米FOMCから衆院選へ…
ドル/円の下値は自ずと限られる!?
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先週6日の日本経済新聞夕刊1面に、安倍自民党総裁の写真とともに
「伝統的な手法では、もはやこのデフレは打ち破れないんだ」
とのコメントが掲載されていました。
筆者には、この一言が妙に印象深く、こうした考え方が実際の政策に
具体的に反映されたら、本当に目の前の状況は一変するな…と感じました。
これまでは「伝統的な手法」による壮大な実験の失敗が長く続きました。
デフレ下にあるのに、将来のインフレを心配するのは愚かなことです。
過去に改正された日銀法を、あらためて改正することは十分に可能です。
安倍発言を批判する一部の識者が、これまでにデフレ克服や成長政策に有効な
提言を行い、それが実を結んだことがどれだけあるでしょうか。

医療の世界に「偽薬効果」というものがあるように、景気の「気」にも
確実に似たような効果はあるものと思われます。
日経225は本日(11日)で3営業日連続、終値ベースで9500円を上回っています。
これは間違いなく、安倍発言がその一因となっています。
そして、いよいよ衆院選当日を迎えようとしています。
少々大袈裟かもしれませんが、今私たちは歴史的な瞬間に立ち会おうとしている…。
そんな気がします。
今年10月に、国際通貨基金(IMF)・世銀年次総会が日本にやってきたときも
筆者は同様の感覚を持ちました。思えば、シカゴ通貨先物市場で世界の投機筋が
一気に円売り姿勢を強めたのは「あのとき」からです。
そして、いまや9万枚を超える円の売り越しとなりました。
明らかに、近年のピーク時平均を大幅に上回る売り越しです。
これは、やはり大きな「変化」の印でしょう。

一方、欧州ではギリシャの次回融資が承認される可能性が高まっており
ついにスペインは銀行支援要請に乗り出しました。
まだまだ問題山積ではありますが、まだECBによる国債購入プログラムも
欧州安定メカニズム(ESM)もなかった頃とは明らかに違ってきています。
筆者は以前から、欧州債務危機が一旦鎮静化するそのときから
円安傾向は強まり始めると予想してきました。
それは一つに、もはやユーロの売買では十分な成果が上がらなくなり
投機筋や投資家が他に目ぼしい通貨や通貨ペアを探し始めるようになるからです。

いまだ日本は深刻なデフレ状況にあり、しかるに経済成長はマイナス圏にあります。
3党合意の下で決められた消費税増税の前提は「実質2%、名目3%」です。
安倍総裁は「しかるべき水準に達しなければ、増税はしない」と明言しています。
増税ができなければ、日本の財政事情は一段と深刻化します。
折しも貿易赤字は膨らみ続けており、12年の通年では赤字が累計7兆円に迫る勢いです。
日本のエネルギー政策の行方は未知数であり、直ちに貿易赤字が縮小する見通しは
今のところ立っていません。

このたびの衆院選を契機に、いよいよ日本売りの姿勢を強めようと
そのときを虎視眈々と狙っているヘッジファンドの姿があります。


<ドル/円>
先週末発表の米雇用統計を受けて82.83円まで上昇。
11月22日高値=82.84円処で顔合わせする格好となりましたが
かえって同水準が当面の「壁」として意識される状況となっています。

この「壁」を超えるには、やはり「崖」問題の解決が必要ということなのでしょうか。
周知の通り、本日から開かれるFOMCでは、期限を迎えるツイストオペの代わりに
新たな資産購入策が打ち出されるというのが市場で一致した見方です。
それ自体はドル売り要因なのかもしれませんが、インパクトのある米株高につながった場合
日本株のつれ高→ドル/円強含みとなる可能性もあります。

まして、16日には衆院選を控えていることから、ここは円買いには傾きにくいところ…。
目先は、FOMC前後にドル/円が一時的にも下げる場面があれば
そこはすかさず拾いに行くという戦略が有効ではないかと考えます。

気になる米財政協議については、ホワイトハウスと共和党の双方が
協議内容の公開を厳しく制限しており、そのこと自体が協議の進展を意味しているとの見方も
あるようです。もちろん、いたずらな憶測は禁物なのでしょうが…
前回も述べたように、双方とも土壇場までは簡単に折れないというのが最も現実的なセン
なのでしょうし、少なくとも「決裂」という結果に至らない限り
市場は一定の期待感を落ち続けるということになるのでしょう。

ちなみに、先週のドル円の週足ロウソクは先々週に引き続いて辛うじてながら陽線。
少々の過熱感を伴いながらも、依然として強気継続という印象です。
また、12月4日時点におけるシカゴ筋の円売り越しは9万枚超という驚きの水準。
これは、やはり円相場が「新たな局面を迎えた」と考えた方が良いのだろうと思います。

もはや、逆三尊のネックラインは83.00円前後の水準まで降りてきており
同水準をブレイクすれば、一段と強気の見方が強まることとなるでしょう。
前回も示した通り、その後の上値のメドは…
●4月高値=83.30円
●3月高値=84.17円(年内の到達もあり得る?)
●昨年4月高値=85.52円
中期的には、2月安値から3月高値までの上げ幅を1.618倍して9月13日安値
=77.13円に加えた値である90.40円前後が一つのメドと見られます。


<日経225>
先週6日、ついに3月高値から6月安値までの下げに対する61.8%戻し
=9484円を終値で上抜け、同時に節目の9500円をも終値で上抜けました。
非常に強い動きながら、RSI(14)が80%を超える日が数日続いたこともあり
ここは目先的な過熱感が拭えないところでもあります。

ドル/円のところでも述べたように、目先の注目は本日から開かれるFOMCにおいて
ツイストオペの代替策がどの程度のインパクトを持つか…にあると言えそうです。
一時的にもドル安に作用するようなら、日経225にとってはネガティブですが…
それが米株高に作用するようなら、日経225にとってもポジティブです。
ここは、とにかく市場の反応を慎重に見定めることが重要ですね。

とはいえ、衆院選の結果が明らかになり、日銀の追加緩和期待が一段と盛り上がるなら
来週19―20日に金融政策決定会合が控えていることもあり…
日経225の上昇基調はさらに強まる可能性も十分にあると言えるでしょう。
当面の上値メドは4月27日高値=9691円、上抜ければ76.4%戻し
=9779円あたりということになるものと見られますが…
9800円から1万円の価格帯は、過去の出来高が薄い「真空地帯」で
勢いづけば1万円の大台到達も現実的なものとなってくることでしょう。
もちろん、米財政協議の行方に関しては、なおも警戒を解くことができませんが…
一定の落ち着き処が見えてくれば、日経225にとってもかなりポジティブとなります。

ちなみに、05年6月にドル/円の月足ロウソクが31ヶ月線を実体部分で上抜けた後
07年6月の124円台まで基本的に上昇基調が続いたことはこれまでにも述べています。
同じ間、日経225は11500円前後から18000前後までの値上がりとなりました。
ちょっと先走りし過ぎでしょうか…。


<個別銘柄(銘柄コード)>
本日(11日)、年初来高値を更新したカシオ(6952)の値動きが目立ちます。
この銘柄は、筆者が12月2日号のサンデー毎日で取りあげたものであり
他に、マクロミル(3730)、ブリヂジトン(5108)、キューピー(2809)
良品計画(7453)を注目銘柄に挙げています。
カシオは、主力の腕時計「Gショック」が日米欧や新興国で売れ行き好調。
13年3月期の純利益は前期比で約4倍増と見込まれており、一段の上ぶれも…。

また、日経225が1万円の大台を目指すとなれば、やはり
大和証券グループ本社(8601)、野村ホールディングス(8604)などに
まだまだ上値の余地がありそうです。
なお、目先は利食いも見られるクスリのアオキ(3398)、リコー(7752)
日東電工(6988)などですが、一定の押し目は再び拾っておきたいところと考えます。


<NYダウ>
目下は75日線に上値を押さえられる状況となっていますが…
ここにきて25日線が再び上向きになってきつつあることはポジティブな材料。
12月5日以降、4日続伸でRSI(14)が70%を超えてきていることから
少々過熱感を伴ってきているわけですが…とにもかくにも目下は
今回のFOMCの結果にどのように反応するかを確かめたいところです。

米財政協議の行方がはっきりしない間は、やはり上値の余地も限られることでしょうから
ここは焦らず、騒がず…まずは土壇場での一定の合意を見定めることが重要でしょう。


<ユーロ/ドル>
先週5日に1.3126ドルまで戻りをみたものの、10月高値=1.3139ドルを
上抜けることはできずに反落。先週末7日には、一時的にも1.2900ドルを割り込む
場面が見られました。一頃は、ギリシャの国債買い取りやスペインの銀行支援要請などを
好感する―ムドもありましたが、やはりファンダメンタルズの弱さには勝てず…。

ECBが2013年のユーロ圏の実質成長率見通しを大幅に下方修正したのに続いて
独連銀が同国の成長見通しを大きく引き下げたことは、今後のユーロ/ドルにとって
大きな重しとして意識され続けるものと考えます。
ただ、目先はギリシャの国債買い戻しが目標水準に達するとの期待もあり
1. 2900ドル台半ばまで値を戻している状況。当初7日に決められていた
国債買い戻しの期限は本日(11日)ロンドン時間正午まで延長されており
目先はその成否を見定めたいところです。

仮に、期待通りの結果が得られなければ、ギリシャに対する次回融資の実施が
一旦見合わせとなる可能性があり、そうなれば再び1.2900ドル割れとなることは必至。
逆に、期待通りの結果が得られた場合は、13日のユーロ圏財務相会合で次回融資が
承認されることとなり、一旦は1.3000ドルを試すような展開となるでしょう。
だからといって、個人的にはそこから一段上を目指すという気にはなれません。
むしろ、材料出尽くしであらためて調整色が強まったとき、これまで下値を支えていた
21日線を下抜けるかどうかに注目しておくことが必要ではないかと考えます。

仮に21日線を下抜けた場合には、まず下方から上がってくる89日線を意識した
展開になるものと見られます。


<豪ドル/円>
豪州経済が12年下半期を通じて減速傾向を続けていることは事実。
それに対して、豪中銀がこれまでに実施した利下げの効果がどの程度あるかを
見定めたいというのが現在の状況です。
豪中銀総裁があからさまに目下の豪ドル嫌気していることも事実ながら
世界的な金融緩和であふれたマネーの流入が止まらないこともまた事実です。

マネーは景気減速傾向が鮮明なユーロを離れ、財政協議な難航するドルを離れ…
さらに政権交代で金融緩和拡大の可能性が強まる円からも放れて
行き場を求めて彷徨った挙句、結局は豪ドルに向かうという流れは続いています。

先週7日の豪ドル/円は、11月26日高値=86.44円を上抜けて
86.71円まで上伸。当然、ここは一旦調整を交えたいところですが…
今回のFOMCの結果次第では、あらためて豪ドル/ドルが強含みとなり
衆院選後の週明け以降は、一段と円安傾向が強まるという可能性もあります。

当面、上値のメドらしいメドを探すとすれば、11年4月高値と12年3月高値を結ぶ
上値抵抗線ということになり、その水準は現在87.50円あたり位置しています。


<金>
本日から開かれるFOMCへの期待が目下のNY金価格を支えています。
とは言え、目下の相場からはさして強い動意は感じられず…
やはり、今後は米財政協議の結果待ちといったところでしょう。

前回も触れたとおり、世界最大の金ETFであるSPDRゴールドの金保有残高は
目下のところ1353トンまで積み増されており、今後も増加傾向が継続しそう…。
あとは肝心なドル/円相場で、目先はFOMCの結果次第で弱含み可能性があるものの
衆院選の結果が明らかになったところから、あらためて円安傾向が強まる可能性もあり
この1週間は神経質な展開が予想されるところです。

東証のETF・純金上場信託(銘柄コード:1540)は、12月3日以来
連続して終値で4500円を下回る水準での推移が続いています。
11月15日以降、4400円を下回ったことはありません。
このあたりはこまめに拾っておきたいものと個人的には考えます。


今週もご愛読いただきましてありがとうございました。
FX&CFDで勝つ! 田嶋智太郎の投資レポート

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長らく経済ジャーナリストとして仕事をしてきたなかで築いたネットワークもあります。
その経験や人脈から得た幾つかの勝ちパターンを元に独自の投資戦略を練ります。

対象は、ときにドル/円であったりユーロ/ドルであったり、ときに日経225や金CFD、個別の株式銘柄であったりすることもあると思います。
その時々において最も「確度が高い」と思われる投資を実践する(=いま、何を、どのような方法で買う、あるいは売るべきかを考える)ことが最も重要であると考えるからです。

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過度に大げさな儲け話を展開するつもりはありません。「何億円も税金を払おう」という話ではありません。
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