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三井環メールマガジン ― 法務検察の闇を斬る

三井環(元大阪高検公安部長)

三井環

法務検察の実態については多くの国民は知らない。それは司法記者クラブ所属の大手マスコミが法務検察と一体となって、法務検察の都合の悪いことを報道しないからである。その一例が法務検察の組織的な裏金づくりの犯罪である。

年間約6億にも及んだ裏金づくりの犯罪を全く報道しないため、国民の多くはその実態を知らない。法務検察幹部が遊興飲食、ゴルフ代、マージャン代等に使ったのである。

それは国民の血税である。

自民党政権と法務検察が一体となって法務検察の組織的な裏金づくりの犯罪をひた隠しにしている。菅直人政権になってもそれは全く変わらない。菅政権は「むだ使いの一掃」をスローガンにするが、まず解明されなければならないのは犯罪である裏金づくりの実態ではないか。法務検察を恐れて全く手を付けようとはしない。

村木厚子事件では主任検事の前田恒彦、その上司の佐賀副部長、大坪特捜部長か逮捕・起訴された。フロッピーディスクを改竄して虚構のストーリーを維持するため犯罪行為までやってのける。その犯人を上司が隠蔽する。それは裏金づくりの犯罪を隠蔽し続けている法務検察の体質と同じではないか。

村木事件では無罪となっても検察トップは責任を取ろうとしない。トカゲのしっぽ切りをする。検察OBは法務検察と一体となって法務検察にとって都合の悪いことは発言しない。いわゆる持ちつ持たれつの関係にある。

私は約29年間検事を経験し、高知地検次席検事、髙松地検次席検事、名古屋高検総務部長、大阪高検公安部長と幹部検事を約10年間経験したので、法務検察の実態は知りつくしている。多くの評論家、ジャーナリストはその実態を知らない為、事件等の真相にはせまれない。法務検察を恐れて自らに危険が及ぶことは書けない。私は法務検察を恐れることは何もない。

法務検察の闇を書きたいと思う。

タイトル
三井環メールマガジン ― 法務検察の闇を斬る
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