□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年08月10日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== プラチナ業界の雇用維持のウルトラC? ストができない労組が考えた案 =================================== <プラチナ相場は安値ボックス化> NYMEXプラチナ先物相場は、1オンス=800~850ドルのレンジで膠着気味の展開になっている。7月19日の794.50ドルで下げ一服となるも、その後のリバウンド局面では850ドルの節目に抵抗を受け、上下どちらの方向にもトレンドが形成できない状況になっている。8月入りしてからはパラジウム相場の上値の重さがやや目立つも、金相場や銅相場などもボックス化しており、工業用金属としても貴金属としてもトレンド形成が見送られた状態になっている。 南アフリカのプラチナ生産大手インパラ・プラチナ(インプラッツ)は、経営改革は不可避との判断を下し、8月2日にRustenburg鉱区の生産縮小を柱とした大規模なリストラ策を発表した。生産性の高い鉱区の増産、低い鉱区の減産を進め、全体の生産水準を引き下げてでもコストラインを引き下げることで、プラチナ相場の低迷状態が長期化する中での生き残りを模索することになる。… … …(記事全文4,241文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)