□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年08月08日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 米中貿易戦争が引き起こす中国の飼料革命? 大豆使用量削減の試み =================================== <中国の大豆離れというシナリオ> 中国国営メディア経済日報は8月6日、2018年の中国大豆輸入量が1,000万トン以上減少する可能性を報じた。米農務省(USDA)によると、中国の大豆輸入量は2017/18年度が9,700万トン、18/19年度が9,500万トンと推計されているが、1割近い規模の大豆輸入が取り止めになる可能性が浮上している。 7月6日に米政府が中国製品に対する制裁課税を発動したことを受けて、中国政府は米国産大豆輸入に対して25%の報復課税を行っている。当然にその影響が想定される訳だが、大豆輸入先を米国から南米などにシフトするのみならず、輸入量そのものを削減する可能性が報じられたのである。… … …(記事全文3,846文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)