□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年08月02日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 引き締め政策に自信を示した下期初のFOMC、通商リスクをテーマ化せず =================================== <FOMC声明文で見るべきポイント> 7月31日~8月1日に、今年下期入りしてから初めてとなる米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催された。6月の前回会合で0.25%の追加利上げを行った直後であり、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見も予定されていない会合とあって、今会合での政策調整は想定されておらず、実際にその通りの結果に終わっている。フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標は1.75~2.00%で据え置かれている。 一方、マーケットの関心が集まっていたのは、声明文レベルで通商リスクが実体経済や金融政策見通しにどの程度のインパクトを与えているかになっていたが、この点に関して先行きに懸念を抱かせるような文言は見られなかった。マーケットでは様々な評価が交錯しているが、少なくともFOMCメンバーは実体経済環境に強い自信を有しており、着実な利上げ軌道を維持できると考えていることが窺える内容になっている。… … …(記事全文4,010文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)