□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年07月13日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ついにIEAも生産余力の限界を警告、素手で供給ショックに立ち向かう時 =================================== <IEAも生産余力に懸念を表明> 国際エネルギー機関(IEA)は7月12日に公表した月報(Oil Market Report)において、生産国の生産余力が限界に達しつつあることに対して懸念を表明した。 リビア、カナダ、ノルウェー、ブラジルなどで供給障害が発生する中、供給環境はタイト化している。リビアでは武装勢力の相次ぐ攻撃攻撃で7月の産油量が日量50万バレル減少し、前年比では100万バレル規模の減産が発生したと報告している。現在は改善も報告されているが、安定した状態に回帰するかは分からないとされている。また、こちらは短期的なものだがカナダのアルバータ州では日量36万バレル、北海油田でも同じく36万バレルの生産が停止している。ブラジルでは生産が予想されていた規模を下回り、製油所の調達活動に対する影響が報告されている。… … …(記事全文3,911文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)