□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年07月05日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 独立記念日前後のトウモロコシ相場を考える、特別な意味がある日 =================================== <特別な意味のある独立記念日> 7月4日はアメリカの独立記念日(Independence Day)になる。この日は穀物市場(特にトウモロコシ市場)において特別な意味を持ち、しばしばトレンドの転換、加速のきっかけになる。コーンベルトでは天候相場のクライマックスとも言える受粉期を迎えるが、このタイミングで夏型の厳しい気象環境になる傾向が強いため、天候相場色が一段と強まるためだ。 作付け、発芽と生産ステージを消化していく一方、6月末には作付面積の確定が行われ、ある程度のレベルで豊作・不作の判断が付く状況にはなっている。今季に関しては、総じて良好な作付け環境から良好な作況が報告されており、豊作期待の織り込みが6月の穀物相場安の一因になっていた。米中貿易摩擦と同時に気象環境も穀物需給緩和圧力として機能する中、投機筋の売り圧力が強まった。… … …(記事全文3,755文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)