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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

低迷する金価格の上昇シナリオを検証する、強気派の見ている世界とは?

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年06月29日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  低迷する金価格の上昇シナリオを検証する、強気派の見ている世界とは? =================================== <金融政策正常化圧力の消化を求められる金> 2013年以降の金市場においては、米金融政策正常化圧力にどのように向き合うのかが、主要テーマになっている。08年の世界金融危機後の強力な金融緩和策は金相場を一時1,9213.70ドルの過去最高値まで押し上げたが、そのロジックで言えば金融緩和策の解除から更には正常化に向かうルートにおいて、金価格が値下がりするのは必然的とも言える。 「プリントマネー(print money)」とも揶揄された量的緩和政策は特に金価格に対して大きなプレミアム加算を促がした。具体的には資産購入規模の拡大ペースと歩調を合わせる形で、金価格は他コモディティ価格をアウトパフォームする展開になった。しかし、13年5月にバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長(当時)が量的緩和の縮小を示唆したいわゆる「バーナンキ・ショック」は、金価格のダウントレンドを決定づけた。一方で実際に利上げサイクルが始まった15年12月以降の金相場は、乱高下こそみられるが緩やかな上昇トレンドを形成している。直近の安値は15年12月の1,045.40ドルであり、金相場はしばしば米金融政策正常化圧力を背景とした下押し圧力に晒されながらも、コアレンジとしては寧ろ切り上げ方向を見せている。
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