□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年06月25日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 曖昧な合意内容に留まったOPEC総会、増産でも原油価格が急伸した理由 =================================== <OPEC総会は曖昧な増産方針に留まった理由> 6月22日に石油輸出国機構(OPEC)総会、翌23日にOPEC加盟国・非加盟国の閣僚級会合が開催されたが、国際原油相場は総じて好意的に受け止めている。22日のNYMEX原油先物相場は、1バレル当たりで前日比3.04ドル(4.6%)高の65.58ドルと急伸し、5月25日以来となる4週間ぶりの高値を更新している。 今回のOPEC総会に向けては、5月下旬の段階からサウジアラビアとロシアを中心に協調減産緩和(=増産)の方向性で調整を進めてきていたが、過剰増産によって需給が極端に緩むリスクはほぼ解消されたとの評価が、改めて原油相場を押し上げている。… … …(記事全文3,614文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)