□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年06月07日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 調整局面入りしたトウモロコシ相場、作付け終了と良好な作柄環境を受けて =================================== <トウモロコシ相場が当面のピークを確認> CBOTトウモロコシ相場が軟化している。4月には昨年7月以来の高値となる1Bu=412.25セントを記録していたが、足元では380セント水準まで軟化し、概ね4月下旬当時の値位置に回帰している。終値ベースでは17営業日にわたって400セント台を維持してコアレンジの切り上げを強く印象付けたが、6月入りと前後してファンドの買い玉整理の動きが活発化している。 背景にあるのは、「作付け期の終了」と「良好な作柄環境」の二点である。すなわち、季節要因から天候リスクのプレミアム加算の必要性が薄れるタイミングにおいて、高イールドを期待させる報告が相次いでいることが、作付けシーズン序盤から買い進んでいたファンドに手仕舞い売りを誘っている。… … …(記事全文4,138文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)