□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年04月10日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 天然ゴム生産国の輸出規制終了、米中貿易戦争の議論はどのような結論でも厳しい =================================== <米国の制裁リストにゴム製品あり> 東京商品取引所(TOCOM)天然ゴム先物相場は、3月26日の1㎏=173.30円で下げ一服となり、その後は約2週間にわたって180円絡みの不安定な値動きになっている。3月に2016年10月以来の安値を更新したが、4月入りしてからは安値更新が見送られており、チャート上では、173.30円(3月26日)と176.10円(4月5日)でダブルボトム形成を打診する状況になっており、ネックラインとなる185.90円(4月2日)をブレイクできれば、短期底入れも意識され易くなる環境になっている。 上海期貨交易所の天然ゴム先物相場は中心限月の切り替えがあったが、現在の中心限月となる9月限ベースだと、概ね1トン=1万元台中盤での取引になっている。これまで中心限月だった5月限は1万1,000元水準での横這いであり、上値が重いものの下げ渋る展開になっており、東京ゴム相場以上に方向性が定まらない状況になっている。… … …(記事全文3,810文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)