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　　　　　　　　　　　小菅努のコモディティ分析
　　　　　　　～商品アナリストが読み解く「資源時代」～

  2018年03月22日（木）発行
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　安全運転に終始したFOMC、政策正常化は進むもデータ次第の地合へシフト
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＜ハト派ではなくタカ派でもなく＞
3月20～21日に米連邦公開市場委員会（FOMC）が開催された。2018年の利上げ回数を市場コンセンサスの3回から4回まで引き上げることが可能か否かが注目されたイベントだったが、結果的にはタカ派評とハト派評価が交錯する中途半端な内容に留まった。


株式・債券市場は今FOMCから政策正常化のメッセージを受け止め、株安・米金利上昇で反応した。一方、為替市場では想定されていた程に利上げに積極姿勢は示されなかったとの評価からドル安で反応し、ドル建て金相場は急伸した。同じFOMCから株式・債券はタカ派、為替市場はハト派のメッセージを受け止めており、明確な評価が難しい中途半端な内容だったと評価できる。


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