□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年03月15日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 産地価格の上昇が続く天然ゴム、減産期に生産国は市況対策の継続を検討 =================================== <方向性が定まらない国際ゴム相場> 上海期貨交易所の天然ゴム先物相場は、3月5日の1トン=1万3,185元をピークに9日の1万2,555元まで軟化したが、足元では1万2,800元水準まで小幅切り返す展開になっている。「上値の重い展開が続いている」とも「下げ渋っている」とも言えるチャート環境であり、先行き不透明感が強い状態が維持されている。 東京商品取引所(TOCOM)天然ゴム先物相場は、1㎏=188~196円水準にボックスを形成している。円高環境にあっては「健闘している」との評価も可能だが、改めて上値を試すことも、逆に売り込むことも見送られており、決定打を欠いている。1日の出来高が5,000枚を割り込む日も少なくない状態になっている。… … …(記事全文3,871文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)