□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年02月27日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 原油需給コントロールの「新規範」、シェール対抗の合従連衡は恒久化へ =================================== <OPECとロシアは恒久的な協力体制へ> 石油輸出国機構(OPEC)加盟国でもあるUAEのマズルーイ・エネルギー相はOPECとロシアの協調が「new norm(新規範)」になっているとの認識を示した。 シェール革命の脅威に晒される中、2010年代に入ってからのOPECは原油需給・価格に対する責任の「維持」と「放棄」との間を揺れ動いているが、現在は協調減産の形で一定の責任を負う形になっている。当初は減産でシェールオイル増産分を吸収する構えを見せていたが、その代償としての原油安はOPEC加盟国経済に対するダメージも甚大であり、17年以降は協調減産の形で石油需給の安定化に向けてのプロセスに貢献を行っている。… … …(記事全文3,942文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)