□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年02月23日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 米金利上昇とドル安の共存関係崩れず、金の安全資産性は維持される =================================== <米金利上昇、ドル安、金相場高> 米金利上昇とドル安が共存する一見すると矛盾した相場環境が、金相場の高止まりを促す展開が続いている。米金融政策の正常化圧力は金利上昇圧力に直結しているが、それが必ずしもドル高圧力に直結していないことが、金相場をサポートしている。 米10年債利回りをみてみれば、1月9日に2.5%の節目をブレイクし、2月初めには2.8%台に乗せたタイミングで株価急落が発生し、2月6日には一時2.6480%まで利回りが低下した。しかし、その後は「金利上昇→株安→金利低下」の流れを何度か繰り返しながらも着実に金利水準を切り上げており、2月21日には2.957%を記録している。… … …(記事全文4,350文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)