□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年02月13日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 天然ゴムの低迷続くも、産地相場には下げ渋りの兆候あり =================================== <市況対策の効果は確認できず> 天然ゴム相場の低迷状態が続く中、生産国は市況対策に乗り出しているが、相場に対する明確な影響は確認できない状態が続いている。 上海期貨交易所の天然ゴム先物相場は、2016年上期に1トン=1万元水準での低迷状態になっていたが、同年下期には投機マネーが大量に流入したことで、17年2月の2万2,310元まで急伸していた。これでゴム相場の低迷に苦心していた生産国は一息ついた格好になっていたが、その後は乱高下を経ながらも相場水準は一貫して切り下がっており、昨年10~12月期に1万3,000~1万5,000元水準までコアレンジが切り下がると、タイ、インドネシア、マレーシアの3カ国は市況対策に動き出した。… … …(記事全文3,979文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)