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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

軟化し始めた国際原油市況、1月の高騰局面と何か変わったのか?

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年02月08日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 軟化し始めた国際原油市況、1月の高騰局面と何か変わったのか? =================================== <季節要因に基づく短期需給の緩み> 内外の原油相場が漸く軟化し始めた。NYMEX原油先物相場は、年初の1バレル=60.20ドルから1月25日には66.66ドルまで値上がりしていたが、足元では61ドル台まで急反落している。ICEブレント原油先物相場も1月25日の71.28ドルをピークに、65ドル水準まで反落している。原油相場は昨年9月から5カ月連続の上昇中だが、2月は6カ月ぶりの下げ相場となる可能性も現実味を帯び始めている。 こうした原油安圧力については幾つかの要因に分解することが可能だが、最も注目すべきは為替市場で急激なドル安圧力にブレーキが掛かっていることだ。今年は欧州中央銀行(ECB)や日本銀行の政策正常化を巡る思惑から急激なユーロ高、円高トレンドが形成され、その結果としてドルは急落していた。しかし、1月30~31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、そして2月2日の1月米雇用統計を受けて米金融政策の正常化圧力も強まる中、足元ではドル安圧力が一服していることが、為替要因に基づくドル建て原油相場の急騰にブレーキを掛けている。
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