□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年02月06日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 南ア鉱山業界を取り巻く厳しい環境、ズマ大統領辞任の場合の影響は? =================================== <金価格と連動、パラジウム相場はアウトパフォーム> NYMEXプラチナ先物相場は、年初の1オンス=936.40ドルに対して1月25日には昨年2月以来の高値となる1,033.30ドルまで値位置を切り上げたが、足元では1,000ドルの節目水準までやや上げ幅を削る展開になっている。年初からの急激なドル安環境にあって、金相場連動で急伸地合を形成したが、ドル安圧力にブレーキが掛かっていることもあり、短期筋の利食い売りが上値を抑えている。 1月2日~2月5日まで24営業日の終値で金相場とプラチナ相場の相関係数(-1~+1の間で両係数の相関度を示す)を計算すると+0.86であり、金相場とプラチナ相場はほぼ同様のロジックで価格形成を進めていることが強く推測できる状況にある。同じ期間のプラチナ相場とパラジウム相場の相関係数は-0.04であり、同じ白金族金属(PGM)市場の中でプラチナとパラジウム相場がほぼ関係性のない値動きを繰り返す一方、プラチナ相場は金相場との強い連動性を示している。… … …(記事全文3,977文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)