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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

穀物相場全体が天候相場に移行、詳細な需給を巡る議論は保留される

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年01月31日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 穀物相場全体が天候相場に移行、詳細な需給を巡る議論は保留される =================================== <シカゴ穀物相場に安値是正の動き> シカゴ穀物市場において、トウモロコシ、小麦、大豆の価格が軒並み高騰している。年初から1月30日終値までの価格変動をみてみると、CBOTトウモロコシ先物相場は1Bu=351.25セントから361.25セントまで2.8%高、小麦先物相場は428.25セントから457.25セントまで6.8%高、大豆先物相場は967.50セントから1,000.25セントまで3.4%高となっている。昨年12月はマクロな需給緩和圧力を背景に軟調地合を強いられていたが、1月は各種天候リスクを織り込む形で全面高の展開に転じている。 トウモロコシと大豆に関しては相場テーマが共通しており、「アルゼンチンの乾燥懸念」の一点である。一方、小麦はこれとは異なり「米プレーンズの乾燥懸念」が、相場のリバウンドを促している。いずれも潤沢な国際供給環境を背景に上値の重い展開を強いられていたが、天候リスクの一点を背景に、各マーケットでショートカバー(買い戻し)が促されているのが現状である。1月は為替市場でユーロショート、円ショートの巻き戻しが活発化したことが値動きを増幅されているが、それに近い相場環境が穀物市場においても実現している。「典型的な山深ければ谷深し」、「谷深ければ山高し」といった状況にある。
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