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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

イランの反政府デモが収束に向かっても下げない原油相場の謎

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年01月09日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== イランの反政府デモが収束に向かっても下げない原油相場の謎 =================================== <年初から原油高が再加速している> 2018年の原油相場は強気ムードで始まった。NYMEX原油先物相場は、昨年末の1バレル=60.42ドルに対して、1月9日のアジアタイムには一時62.56ドルまで上値を切り上げる展開になっている。これは2015年5月6日以来の高値更新であり、この流れで同日の高値62.58ドルも上抜くと、2014年12月以来の高値を更新することになる。昨年の安値42.05ドル(6月21日)に対しては、実に50%近い上昇率が記録されている。 年末・年始の原油相場が急伸した背景に関しては、1)イラン情勢の緊迫化と2)ドル安が二つの大きな原動力になった。通常だと、7~12月にかけて急伸地合を形成していたことからは、年末に向けて持ち高調整に伴う手仕舞い売りが膨らむリスクが高まるが、原油市場では年明け後の先高観から年末直前にも年間高値の更新サイクルが維持され、その流れが年明け後もそのまま維持されている格好になる。 年末・年始の原油高に関しては、上昇幅の概ね2割強はドル安で論理的な説明が付く。すなわち、ドル建てコモディティ相場全てに共通するテーマである。ただ、残りの8割弱に関しては原油相場の独自要因の影響を想定する必要がある。
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