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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

IEAは2018年上期の供給超過を予想、需要拡大はシェールに吸収される

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年12月15日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。IEA月報の解説です。主要な指摘項目を確認しつつ、それを裏付けるデータなども紹介します。その上で、IEAの需給分析を元にした場合の価格動向を検証します。 =================================== IEAは2018年上期の供給超過を予想、需要拡大はシェールに吸収される =================================== <来年上期は供給過剰に回帰する> 国際エネルギー機関(IEA)は12月14日、最新の「Oil Market Report(OMR)」を公表した。国際原油相場は、需給リバランスの進展と歩調を合わせる形で着実に値位置を切り上げており、NYMEX原油先物相場の場合だと6月21日の1バレル=42.05ドルをボトムに、12月には56~59ドル水準までコアレンジを切り上げている。11月30日の石油輸出国機構(OPEC)総会では、OPECやロシアなどが協調減産の9カ月延長でも合意しており、今年の最高値圏で年末を迎えられそうな状況になっている。しかし、今回のIEA月報はこうした強気ムードに水を差す内容が目立っている。 最大の要因は、米国のシェールオイル増産に対する警戒感が引き上げられ、それが需給リバランスの流れを阻害するリスクが強調されていることである。具体的には、2018年上期については、日量20万バレルの供給「過剰」に転じる可能性が指摘されている。これは、世界の在庫トレンドが下向きから再び上向きに転換することを意味し、需給リバランスの進展を背景とした原油価格の上昇トレンドは修正を迫られるリスクが高まることになる。
… … …(記事全文4,318文字)
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