□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年12月12日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ビットコインを取り上げます。ついにCBOEに先物が上場しましたが、あまりメディア等では取り上げられていない幾つかの考察を行います。 =================================== ビットコイン先物がついに上場、上場で見てくることと考えておきたいこと =================================== <ビットコイン先物のサヤはフラットに近い> 12月10日にCBOEは仮想通貨ビットコイン先物取引を上場した。初日の取引では4,127枚の出来高が報告されており、CBOEは「立ち上げに成功した」との声明を出している。世界の主要取引所における初めての取引開始だったが、爆発的な投機人気こそ確認できなかったが、一定の投資ニーズの存在は確認できる状況にある。 今回CBOEに上場されたビットコイン先物は3限月制であり、現在は1月限、2月限、3月限が上場されている。出来高は期近の1月限に集中しているが、サヤが初めて形成されたことは大きな意味を持つ。ここで大幅な順サヤ(期近安・期先高)が形成されれば、CBOEの市場参加者がビットコイン相場の更なる急騰を予想していることを意味するためだ。… … …(記事全文4,791文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)