□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年12月07日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場の短観ですが、ゴールドマン・サックスとシティ・グループの分析結果を消化した上で、なぜ両者に違いが出てくるのかを検証します。 =================================== ゴールドマン・サックスとシティ・グループの原油価格分析を比較する =================================== <ゴールドマン・サックスは2018年も強気> 米金融大手ゴールドマン・サックス・グループは、2018年の原油価格見通しを引き上げた。ブレント原油は1バレル=58.00ドルから62.00ドル、WTI原油は55.00ドルから57.50ドルまでの上方修正になる。上方修正幅としてはブレント原油の4.00ドルに対してWTI原油は2.50ドルであり、特にブレント原油に対する強気評価が目立つ。そして両油種のスプレッドについては、3.00ドルから4.50ドルまでの上方修正になる。 こうした一段と強気見通しに傾斜したロジックは、特に複雑なものではない。11月30日の石油輸出国機構(OPEC)総会において、産油国が協調減産による需給リバランスに対して、想定以上に強力なコミットを表明したことが背景として指摘されている。… … …(記事全文4,391文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)