□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年12月05日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴムの短観です。久しぶりに需給関連に大きなイベントが報告されていますので、現状分析や相場への影響などを検証します。 =================================== ついに市況対策に乗り出した天然ゴム生産国、約1年ぶりの輸出規制へ =================================== <中国コモディティ市況全体がリバウンド> 新規手掛かりに乏しい相場環境が続いてきた天然ゴム相場であるが、11月末から12月初めにかけて、久しぶりに需給インパクトが大きい動きが幾つか報告されている。 一般的に、天然ゴムに限らずコーヒーやカカオ、砂糖、綿花などが含まれるソフトマーケットは、短期の材料に一喜一憂して乱高下することは少ない。今年の天然ゴム相場は特にそうした傾向が顕著であり、中国投機筋が何を材料に売買しているのか良く分からない不安定な地合が続いていた。中国通貨人民元、短期金利動向、政策環境、実体経済動向などが一応の判断指標になるが、突然の急落後に急伸するようなことも珍しくなく、投機色の強さが否めなかった。… … …(記事全文4,098文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)