□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年08月30日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ハリケーン「Harvey」が原油市場に混乱をもたらしていますが、主な影響を8点指摘して解説します。 =================================== ハリケーン「Harvey」で考えておきたい原油市場へのインパクト8点 =================================== <ハリケーンの影響は現在進行形> メキシコ湾から北米大陸に上陸したハリケーン「Harvey(ハーヴェイ)」は勢力を弱めながらもテキサス州からルイジアナ州、ミシシッピ州、テネシー州と今週は米中部から東部にかけて縦断する見通しになっている。 当初はこの時期に恒例のハリケーンであり、2005年に壊滅的な被害をもたらしたハリケーン「Katrina(カトリーナ)」とほぼ同じ時期だったことが警戒されたものの、コモディティ市場に大きな被害をもたらすようなものとは考えられていなかった。しかし、ピーク時には5段階評価の上から2番目となる「カテゴリー4」まで勢力を強め、テキサス州とルイジアナ州に大規模な洪水被害をもたらしている。しかも、現在も降雨をもたらし続けており、米気象庁(NWS)は30~31日が洪水被害のピークになるとしており、現在進行型で被害をもたらしている。… … …(記事全文5,052文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)