□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年08月21日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。朝鮮半島有事の際のシナリオ分析です。今回は円と金相場について取り上げます。必ずしも実現可能性は高いとは言えませんが、どのような展開が想定されるのか幾つかのシナリオを提示します。 =================================== 朝鮮半島有事のシナリオ分析、米朝交戦で円と金はどう動くのか? =================================== <ボラティリティ指数は上昇も、依然として低い> 8月中旬以降は世界的に株安、金利低下圧力が目立つ一方、安全性の高い金や円相場が強含みに推移している。この要因の一つとしては、北朝鮮を中心に地政学リスクが高まっていることが指摘可能である。 金融市場の警戒度は過去と比べて必ずしも高いとは言えない。例えば、ボラティリティ指数の場合だと7月下旬から8月初めの10ポイント水準に対して8月11日には今年最高となる17.28ポイントを記録しているが、欧州債務危機が発生した局面では50ポイントに迫る動きを見せていたのと比較すると、マーケットでは依然として楽観ムードが支配的であることが窺える。… … …(記事全文5,213文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)