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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

金価格はロシア・ゲート問題で乱高下も、短期資金主導の値幅取り中心か

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年05月19日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今週は突然に金価格が急騰しました。定期的に政治リスクが安全資産に対する投資ニーズを高める不安定な地合が続いていることが確認できます。金相場を取り巻く環境を解説します。 =================================== 金価格はロシア・ゲート問題で乱高下も、短期資金主導の値幅取り中心か =================================== <政治で買い、経済で売りが続く> 今年の金価格には二つの相場ロジックが存在する。一つ目が政治リスクを起点とした安全資産としての投資ニーズを背景とした買い、二つ目が米金融政策の正常化プロセスを背景とした売りである。すなわち、政治環境にマーケットの関心が集まると買われ、経済環境にマーケットの関心が集まると売られる地合になっている。 ここ3か月程の値動きを振り返ってみても、2月27日の1オンス=1,264.90ドルをピークに3月利上げを織り込む動きが、3月10日の1,194.50ドルまで相場を押し下げた。一方、その後は主にフランス大統領選のリスクを織り込む形で上昇トレンドを形成し、4月17日高値は1,297.40ドルに達し、年初来高値を更新した。フランス大統領選通過後は6月利上げを織り込む動きが5月9日の1,214.30ドルまで相場を押し下げたが、その後はトランプ米大統領とロシアとの関係を巡る疑惑が5月18日の1,265.00ドルまで再び相場を押し上げている。政治テーマの期間は買い、経済テーマの期間は売りであることが明確に確認できる。
… … …(記事全文4,735文字)
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