□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年03月10日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。WPICのプラチナ需給報告を読み解きます。2017年のプラチナ需給はどのような動きが想定されており、何がポイントになるのか。こうした需給見通しが価格に及ぼす影響などを検証します。 =================================== WPICのプラチナ需給見通しを読み解く、ファンダメンタルズは強気 =================================== <2016年のプラチナ需給を振り返る> 南アフリカのプラチナ鉱山業界団体ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)は3月9日、最新の四半期報告「Platinum Quarterly」を公表した。2016年需給について一応の確定値が出され、2017年需給を巡る議論が本格化するスタート台になるものである。 簡単に需給の数値を確認しておくと、2016年の世界プラチナ需給は総供給が796.5万オンスに対して総需要が823.5万オンスとなり、27.0万オンスの供給不足が発生した計算になる。昨年11月に公表された前回レポートでは17.0万オンスの供給不足が想定されていたが、そこから更に10.0万オンス分だけ需給引き締め方向に修正が行われている。… … …(記事全文4,924文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)